ラクガキを週に1回描くだけで月収120万円が目指せる最高クラスの即金ビジネスとのことです。
よく分かりませんが、実際はどのようなものなのでしょうか。
特定商取引法に基づく表記
商材名 ATELIER(アトリエ)
販売事業者の名称 不明
販売責任者 稲葉直人
所在地 神奈川県横浜市神奈川区子安通3-378
電話番号 不明
E-mail naoto@atrieinab.com
ATELIER(アトリエ)とは?
本案件について、今回のリサーチで分かった良くも悪くも特徴と言える部分は主に下記のようになります。
・ラクガキを週に1回描くだけで月収120万円が目指せる最高クラスの即金ビジネスと記載している
・「自分の書いた絵が一週間後には現金30万円」と謳っている
・「作業時間は3分」と謳っている
・デザイナー集団が提出した絵をプロの作品に仕上げてくれるとのこと
・完成した絵は専用サイト「アトリエ.net」にアップロードされるとのこと
・特定商取引法に基づく表記部分が不充分
…どうでしょうか。
特定商取引法に基づく表記が不充分な時点で信頼性には欠けますが、そもそもサービスの根本的な仕組みもビジネスモデルも全く不明です。
なぜ、ラクガキを週に1回描くだけで月収120万円が目指せるのかが一切謎です。
3つの不要
ATELIER(アトリエ)は、小学生レベルのらくがきを週に一回描くだけでよいそうで、練習不要、才能不要、努力不要だそうです。
小学生レベルのらくがきでOKな理由
ATELIER(アトリエ)では、小学生レベルのらくがきを週に一回描くだけでよいとしています。
その理由は、ATELIER(アトリエ)では37名もの百戦錬磨のプロデザイナーがいて、清書して価値をつけてくれるから、ということのようです。
でも、これだけ変えてしまうなら、最初からデザイナーが描けばよくないですか??
登録の流れ
ランディングページ内からLINEへの登録誘導があります
↓LINE登録するとメッセージが届きます
※動画視聴を促すメッセージが届く※
動画視聴について
LINEで友だち追加登録すると、動画視聴を促すメッセージが届きます。
4話構成の動画を一つづつ視聴しなければならないようです。
大まかな内容としては、ユーザーが描いた絵を清書し、NFTで販売することで報酬が発生するといった流れを説明しているようです。
1枚30万円として、月に4枚描けば120万円稼げるというようなことも語っています。
専用会員サイト「アトリエ.net」について
描いた絵が清書されて作品になると、会員数38000名だとされていう専用会員サイト「アトリエ.net」にて7日間、オークションにかけられるそうです。
出品されたことは、SNS等を通じて会員に告知されるようです。
大体30万円位で競われるとされておりますが、実際はどうなのでしょうか。
いずれにしても、無事に落札された場合には、運営側が5%の手数料を取って残りの分が利益としてユーザーに入ってくる、とされています。
稲葉直人氏について
ATELIER(アトリエ)の”創設者”である稲葉直人氏について、もう少し調べてみました。
しかし、現段階ではこれといって特に情報は見つからず、良い評判も悪い評判もありませんでした。
本案件の為に起ち上げられた架空キャラに過ぎないのかもしれません。
口コミについて
一般検索においては「稼げた」というリアルな口コミを発見することはできませんでした。
まとめ
お奨めできません。
ラクガキを週に1回描くだけで月収120万円が目指せる最高クラスの即金ビジネスという謳い文句のインパクトはあるものの、インパクトだけであり、実際は客寄せのための誇大表現です。
LINE登録をして進んでいくと、動画視聴を促されますが、高額バックエンド又は高額塾へ誘導されるとみてまず間違いないと思われます。
要するに新興ジャンルであるNFTアートで儲かるよ!ということなのでしょうが、そんなに甘いものではありません。
確かに、界隈では数億の値がついたNFTアートのニュース等もありますが、それは一部の話です。
本件は、ユーザーに画力が乏しくても、37名もの百戦錬磨のプロデザイナーが清書して価値をつけてくれることを売りにしておりますが、仮にそれが事実であるとしても、それだけのデザイナーと契約しているわけですから経費の回収は必須であり、そうなると無料オファーではなく何らかの有料プランへと移行するのは間違いないでしょう。
いずれにしても、口コミを探してみても、実際に稼げたという体験談を見つけることはできませんでした。
動画視聴の話数を重ねて、少しづつ誘導していくやり方は、これまでも多数の案件で見られたプロダクトローンチ手法です。
副業を始めようとする人が増えている現在の世間の流れにつけこむように、こういった案件が増えているので注意が必要です。
結局、稼げるの?稼げないの?
稼げません。
少なくとも、当初の謳い文句からイメージさせられるようには稼げません。
残念なことに昨今は、こういったオファーの大半は誇大広告・オーバートークであると言っても過言ではなく、かけた費用に対して望んだ結果が伴わないものや中身のないものが非常に多いです。
しかも、そのほとんどが無料ないし低料金を装っておきながら実際は高額塾や高額バックエンドのあるものですので、大切なお金と時間を無駄に減らさないよう注意が必要です。
巷にあふれるこういったオファーは稼げないものが大半ではありますが、ではお金を稼げる方法やノウハウは全く存在しないのかというと、そうではありません。
ごくごくわずか(本当に少ないですが…)ながら、中にはしっかりと稼げる手法・稼げるノウハウ・稼げる案件というのも世の中にはたまにあるのです。
稼げないものに振り回されるのではなく、本当に稼げるものや本当に稼げる手法で稼ぐためのお手伝いができればと思っています。
(参考)本日のキーワード
プロダクトローンチとは
プロダクトローンチとは、現在ネットビジネスで使われている手法の中で、最も大きな成果を生み出せる手法だと言われています。
近年では、セールスレターに盛り込まれている要素を「輪切りに(分割)」して、ステップメールで小出しにしてユーザーを教育していく手法が主流になっています。
セールスレターのようにいきなり売り込みはかけずに、時間をかけて見込み客を教育して、成約率を極限まで高めていく。
購買意欲が最大限まで高まったタイミングで、見込み客に対してクロージングをする。
これがプロダクトローンチの基本的な考え方になっています。
https://affiliate-jpn.com/archives/6614
というわけで、近年の情報商材案件で用いられることが多いため、あまりよいイメージはないかもしれませんが、本来は正しく用いれば効果的な手法です。
(※内容によっては別記事で既出の場合もございますのでご了承ください)