ICBウォレット intercoincapital ROMANARAYAN 検証レビュー

ICBウォレット レビュー
ICBウォレット
日利約4%という高配当を謳っていた仮想通貨案件とのことです。
しかし現在、配当も止まり、出金も停止となっているようです。
高配当とMLMで多額の資金を集めていた案件に、一体何があったのでしょうか。
その実態を見ていきましょう。
ICBウォレット

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運営者情報

  • サービス名 ICBウォレット(ICBWallet)
  • 販売業者 intercoincapital
  • 販売責任者 ROMANARAYAN
  • メールアドレス info@intercoincapital.com
  • URL https://icbwallet.com/

ICBウォレットとは?

本案件について、今回のリサーチで分かった良くも悪くも特徴と言える部分は主に下記のようになります。
・仮想通貨のウォレットとしてリリースされたサービス
・「日利約0.4%を配当し続ける」と謳っている
・「預けた資金を運営側がアービトラージで運用する」と謳っている
・配当の中の30%は独自通貨「ICC」というトークンで配当されるとのこと
・ICBウォレットに9ヶ月預け入れれば預け入れ金額の倍額ほどの株主配当が貰えるとのこと
・運営者情報の表記が不十分
…どうでしょうか。
2018年12月頃から盛り上がり始め、当時のブログやSNS等では好意的な書き込みも多数見られました。
高配当であるとうことや、MLMという勧誘手法もあって、多額の資金を集めることができたようです。

ハッキング被害の報告と出金停止

2019年9月
ICBウォレットの独自トークンが大手取引所3社に上場する予定であるなどと表明した矢先、サイバー攻撃によるハッキング被害に遭ったことが発表され、配当含め全ての取引が停止されました。
結果として、独自トークンICBXの価格は約1/3に暴落。
以降、「2020年2月15日に元本の一部を出金できるようになる」等のアナウンスを挟みながら、2020年9月15日からシステムの再稼働予定であると予告していました。
ICBウォレット

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が、結局2020年9月15日に再稼働することなく、公式サイトにはアクセスできなくなりました。
ICBウォレット

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運営実態について

運営会社である「インターコインキャピタル」の所在地はカリフォルニア州とのことですが、「中国の正月である春節期間は入出金を停止する」と予め記載されていたことを指摘している検証サイトがありました。
それもあってか、実際の運営実態はアメリカではなく中国にあるのではないかと推察している書き込みが多く見られます。
春節期間は入出金を取り扱わないことをわざわざ記載していたならば、運営実態が中国にあると思われても仕方ないと思いますし、個人的にはかなり可能性が高いと思っています。
ICBウォレット

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勧誘手法ついて

本案件の勧誘手法はMLMです。
紹介報酬は
・直紹介の場合=紹介者の運用益の10%
・紹介者の紹介の場合=運用益の0.8%
となっていたようです。
要するに、直で紹介した人がICBウォレットに入金すれば、その運用益の10%が報酬として受け取れる形となっていたようなので、必死に勧誘し続けた人もいたと思います。
直紹介の報酬率の高さは、アービトラージで上がる収益に対し些かアンバランスであると素人でも感じます。
しかし、ICBウォレットに9ヶ月預け入れれば、預け入れ金額の倍額近い株主配当が貰えるという制度を敷くことで、出資者から出資された資金をある程度の期間は保持することに成功していたようです。
…こういう点を見れば、それによって他の出資者に配当や報酬を出していく所謂ポンジスキームとしての原資と時間を稼ぎ、回していでいたのではないか、という憶測をしてしまうのは無理のないことかと思います。

まとめ

既に出金できないようになっており、サイトとしても機能していないようなので、お奨めするもしないもありませんが、本記事は、今後同様のケースに遭遇した際に冷静に判断して頂くための一助となればと思います。
まず結論から言えば、本案件は所謂「ポンジスキーム」であった可能性が高いということです。
高配当を謳っていた本案件は、MLM方式での勧誘を行っていた為、一時期はSNSやブログで好意的な書き込みが多数見られましたが、そういった特徴を持った案件が即ち「ポンジスキーム」案件である場合が多いと言うつもりはありません。
それよりも、調べれば調べるほど、運営会社の実態に怪しい点が見つかることこそが、本案件の問題やトラブル回避の核心であったのではないかと感じています。
高配当を謳っているならば、何故高配当を実現できるのか、その具体的な手法や、会社の運営方法に矛盾点はないか、といった点を、参加を検討する段階で熟考することで、何かしら気付けた事もあったかもしれません。
また、本案件のようなMLM方式の場合、当人だけが資産を失うという単純な話ではなく(もちろんそれも大きな問題ですが)、多段的に問題が波及する為、大きなトラブルに発展するケースが多いです。
「高配当」という響きは確かに魅力的です。
しかし、魅力的であればあるほど、その裏付けが確たるものであるかどうか、真剣に向き合い考える必要があるのです。

(参考)本日のキーワード その1

アービトラージとは

アービトラージとは、「裁定取引」という意味です。
同一の価値を持つ商品の一時的な価格差(歪み)が生じた際に、割高なほうを売り、割安なほうを買い、その後、両者の価格差が縮小した時点でそれぞれの反対売買を行うことで利益を獲得しようとする取引のこと。
機関投資家などが、リスクを低くしながら利ざやを稼ぐ際に利用する手法。
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/sa/J0288.html

ということで、大きなアービトラージ利益を期待させる案件には、リスクの有無等しっかりとしたリサーチが必要です。
(※内容によっては別記事で既出の場合もございますのでご了承ください)

(参考)本日のキーワード その2

ポンジスキームとは

金融詐欺の一種で「出資を募り、運用益を配当金として支払う」と言って資金を集め、実際の運用はなく、新しい出資者からの出資金を配当金として支払いながら、破綻することを前提にお金を騙し取る手法。
https://fliteracy.jp/column-10.htm

ということで、ポンジスキーム自体は昔から使い古されてきた手法です。しかし、現代においてもポンジスキーム案件が後を絶ちません。
(※内容によっては別記事で既出の場合もございますのでご了承ください)
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