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アトラスフォレックスとはなんだったのか? Atlas Forex Ltd 考察

アトラスフォレックス FX系
アトラスフォレックス
入金時に付与されるボーナスの多さ等、サービスが充実しているように見えた海外FX業者です。
しかし出金できないトラブルが続発しているようですが、何があったのでしょうか。
アトラスフォレックス

アトラスフォレックス

運営者情報

事業者の名称 Atlas Forex Ltd
ライセンス所在地 Belize IFSC (International Financial Services Commission).
本社所在地 中国上海市嘉定区汇源路518弄19号
電話番号 不明
E-mail support@atforex-markets.com
URL https://www.atforex-markets.com

アトラスフォレックスとは?

本案件について、今回のリサーチで分かった良くも悪くも特徴と言える部分は主に下記のようになります。
・最短10秒で鋼材開設手続き
・最大レバレッジ1,000倍まで可能
・ベリーズIFSCの金融ライセンスを保有
・透明性の高いNDD方式を採用
・他社のスタンダード口座より取引コストが安い
・スワップポイントが他社よりも圧倒的に有利
…どうでしょうか。
海外のFX業者で口座開設経験がある方であれば、公式サイトを見ると、一見、それらの他の海外業者のサイトと大きく印象が違うわけではないことが分かると思います。
日本語も対応されていて、例えばXM等のサイトとそれほど遜色ないですし、数々の有利点もアピールされていて、むしろ優良・お得という印象を持った人もいるかもしれません。
アトラスフォレックス

アトラスフォレックス

「出金できない」という被害が継続している

2020年頃から、出金できないというトラブルが継続しているようです。
出金できないことをAtlas Forex Ltd側へ咎めるクレームをしたユーザーに対する返答内容として、「コロナ禍のせいで送金が遅れている」といった返答があったという情報も見かけました。
しかしごく一般的な観点から見ても、数日~長くて数週間ならまだしも、1年以上も送金されないという理由にはならないと思います。
基本的には、問い合わせても「担当部署に確認中」といった返答が多いようです。

有名ポイントサイトに出稿していた

口コミの中で目立ったのは、Atlas Forex Ltdに口座開設するキッカケとなったのが、ポイントサイト「モッピー(運営:株式会社セレス)」に掲載された案件の一つであったというものでした。
アトラスフォレックス

アトラスフォレックス

クレジットカード発行や口座開設、ネットショッピング等、様々な案件参加や広告クリック等によってポイントがもらえるポイントサイトである「モッピー」は、元々ポイントサイトの老舗として多くの利用者が登録しているサイトです。
口コミの中には、「モッピーとアトラスフォレックスはどちらも詐欺会社でグルだった!」といった旨の書き込みも見られますが、そもそもモッピーは、Atlas Forex Ltdの案件を取り扱うずっと以前から、ポイントサイトとしての運営実態があり、単に取扱い案件の中の一つがAtlas Forex Ltdだったのではないかと思われます。
従って、会社組織・資本としての繋がりがあったわけではないでしょう。
ただし、紹介案件として実際に取り扱っていたのは事実でしょうから、モッピー(株式会社セレス)側の取り扱い業者の審査が、思ったより甘かったのではないかという疑念はあります。

ポイントサイト側の言い分

出稿案件の一つとしてAtlas Forex Ltdを掲載していたポイントサイトであるモッピー側に、当初より度々責任を問う連絡をしていたユーザーも多数いたようですが、基本的には「Atlas Forex Ltdに問題は見つからなかった」といった見解の回答だったようですが、最近の口コミでは、モッピー側から謝罪のメールが来たといった旨の書き込みも見られるようになりました。
ただ、モッピー(株式会社セレス)側がどの程度過失を認めるのか、そして、例えば何らかの補償を行ったりするのか?等の方針については、現在のところまだ正確な情報は分かっていません。
アトラスフォレックス

アトラスフォレックス

日本の金融庁からも警告される

令和3年4月28日付で、Atlas Forex Ltdは無登録で金融商品取引業等を行う者として金融庁から警告を受けています。
金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針II-1-4(4)に基づいてものです。
アトラスフォレックス

アトラスフォレックス

今後について

オフィシャルでは特に破綻したという発表等もなく、現在も公式サイトは存在し、新規口座開設を募る文言もそのままあります。
しかし、ネット上の口コミを見るだけでも、「出金ができない」と被害を訴えるユーザーは一人二人のレベルではなく、大量に存在することが確認できますので、何かの間違いということではなく、意図的な出金停止が起こっていると判断できます。
また、公式サイトではベリーズIFSCの金融ライセンスを保有しているという記載もあるのですが、実際にはそれも虚偽のようですので、正直言って今後、健全化するとはとても思えません。

まとめ

既に出金停止がずっと続いている案件である為、お奨めするもしないもないのですが、本案件の概要についてあらためて把握することで、今後、もしも似たケースや似た案件に遭遇した場合に、リスクを回避する判断の一助となれば幸いです。
海外のFX業者を使用したことのある人は分かると思うのですが、海外業者は日本の業者とは異なり、総じてハイレバレッジ(888倍や1000倍等)での取引が可能であり、入金時に付与されるボーナスや定期的に開催されるキャンペーン等が充実しているという印象を持っている方も多いことでしょう。
アトラスフォレックス

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とはいえ、玉石混交であるのも事実で、サイトを見ただけでいかにも怪しげな業者が多数存在するのも事実。
その為、日本人が海外FX業者を利用するキッカケとしては、レビューサイト等での良い評判を見たり、アフィリエイターの紹介記事を読んで等々、自分で発見して即登録ということではなく、何らかの推奨ページ等を見て登録することが多いと思います。
そういったキッカケの一つとして、今回の件で口コミとして多かったのは、「ポイントサイトを経由して登録した」というものでした。
アトラスフォレックスの会社概要を見れば、本社所在地(しかも現地には会社も何もなかったという口コミもアリ)から判断する限り中華企業であろうということが予測できるので、人によってはこの点でまず大きなリスクを感じるかもしれません。
ただ、アトラスフォレックスを紹介していたポイントサイトが、ある程度メジャーな老舗サイトであったということから、「危険なはずがない」という集団心理をうまく利用され、信用してしまったという人は多数いたことでしょう。
参加の検討段階で少し立ち止まり、ひと疑いをすることで、被害を回避できた人もいたかもしれませんが、ある程度有名なサイトが薦めていたこともあり、事前に踏み止まるのはちょっと難しかったかもしれませんね。
いずれにしても、できれば持ち直して頂き、ユーザーの出金要請に正常に応えるようになってほしいものです。

(参考)本日のキーワード

レバレッジとは

レバレッジとは、預けた資金の何倍でトレードするかを示す「倍率」のことです。
FXは証拠金にレバレッジを掛けて運用金額を大きくできる点が最大の特徴であり、これが他の金融商品よりも効率よく資産の増加が見込める要因となっています。
「レバレッジ」が示すものは「最大レバレッジ」と「実行レバレッジ」の2つがあります。最大レバレッジとは、「預けた資金の最大何倍まで取引きが可能か」を示します。最大レバレッジは日本の金融規制下にある証券会社の場合で最大25倍で、日本国外の金融ライセンスを保有する証券会社の場合は25倍を超えたレバレッジを提供しています。
https://fx-diva.com/larn/259/?msclkid=37d7bea2ceaf11ec8473fcd864f20485

というわけで、レバレッジを利かせた取引では、用意した資金以上の金額で運用することが可能ですが、その分リスクも増えることになるので注意が必要です。
(※内容によっては別記事で既出の場合もございますのでご了承ください)
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