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ワールドビックフォーとはなんだったのか? ジャパンエアリゾートインターナショナル株式会社 行方栄治 考察

ワールドビックフォー その他
ワールドビックフォー
預り金を支払うことで、海外のリゾートマンションのオーナーになれるとのことです。
高額配当を謳い、MLMでかなりの金額と会員数を集めた末に配当停止が続くトラブルとなっているそうです。
その実態はどのようなものなのでしょうか。
ワールドビックフォー

ワールドビックフォー

企業情報

サービス名 ワールドビックフォー
事業者の名称 JAPAN AIR RESORT INTERNATIONAL INC.
代表取締役 行方栄治
所在地 S-11,2F,Water Front Cebu City Hotel&Casino,off Salinas Drive,Lahug, Cebu City, Philippines.
電話番号 0120-652-817
E-mail 不明
URL https://www.wb4.jp/index.html

ワールドビックフォーとは?

本案件について、今回のリサーチで分かった良くも悪くも特徴と言える部分は主に下記のようになります。
・会員になることで『一口25万円の預り金が必要で2年間預けると27万4000円戻ってくる』としていた
・事業概要は、セブ島各地に所有する施設や不動産の管理・運営・売買とされている
・日本事務局(東京都文京区湯島)はレンタルオフィス
・会長の行方栄治氏は以前の法人で所得隠しを行い指摘されていた
・ホームページ上では投資案件としての募集はされていなかった
・会員側からは連絡がとれなくなった
・現在フィリピンのロックダウン等を理由に配当金の支払をしていない
…どうでしょうか。
配当金の支払が最初に滞ってから既に2年近く経過しているようですので、実質的に破綻しているサービスであるとするネット記事も多数見かけますが、MLMという勧誘手法であったことから、会員間でのトラブルもあるようです。
ワールドビックフォー

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所謂ポンジスキームか?

高配当を謳い、あくまでも会員権名目で投資金を募っていたようですが、その実態は、出資金をそのまま配当に回す自転車操業・所謂典型的なポンジスキームだった可能性が高いです。
最初は順調に配当して信用させ、信頼した出資者が徐々に出資金を増やし、最終的に多額の出資をした会員も多数いたようです。
ワールドビックフォー

ワールドビックフォー

MLM集客の弊害

本案件はMLM(マルチレベルマーケティング)による集客・勧誘が行われていたようです。
故に、被害情報を共有し合うサイト等では、人間関係が破綻したという人々の、阿鼻叫喚の書き込みが多数散見されました。

会員ランクの存在

ワールドビックフォーには会員ランクがあり、一般会員は1口25万円で参加できるとのことですが、正会員になるためには250万円の出資が必要となるようです。
実際には、他にも複数の会員ランクがあり、典型的なMLM手法による会員獲得をしていたようです。
ワールドビックフォー

ワールドビックフォー

行方栄治氏について

会長の行方栄治氏について、もう少し調べてみました。
以前、行方栄治氏が代表取締役をしていた会社で、虚偽の法人税確定申告書を提出し不正行為を行い有罪判決が出たとされています。
そういった面に鑑みれば、個人的にはちょっと信用に足る人物とは思えません。

今後について

現在、一般会員側から行方栄治氏への連絡はとれないものの、定期的にお知らせハガキが届いているという口コミが散見されました。
ただ、いつもあまり肝心なことは記載されておらず、フィリピンのロックダウンを理由に先延ばしにしているような印象の内容であるとのことでした。
その為、オフィシャルでは完全に破綻したという発表はされておらず、あくまでもフィリピンの状況が改善されれば業務が再開されるかのような雰囲気を漂わせているようですが、これだけ長期間にわたって返戻や返金の対応がされていない以上、実質的には破綻していると推察されます。
もちろん、本当にコロナ禍に伴うロックダウンだけが原因で今後持ち直し、完全なサービス回復というパターンが一番望ましいですし、多くの出資者の為にもそうなることを願ってはおりますが。

まとめ

既に長らく配当が停止されている案件である為、お奨めするもしないもないのですが、本案件の概要についてあらためて把握することで、今後、もしも似たケースや似た案件に遭遇した場合に、リスクを回避する判断の一助となれば幸いです。
これまでに散見された大型詐欺案件の特徴同様に、本案件も高配当であることを売りにしていました。
更に、MLM手法による勧誘も被害拡大を招いたとされています。
参加の検討段階で少し立ち止まり、ひと疑いをすることで、被害を回避できた人もいたかもしれません。
とはいえ本案件では、海外の不動産事情や資産価値等、なかなか見えてき難い事を利用され、信用してしまったという人は多数いたことでしょう。
これまでも何度も言っていることですが、本当に美味しい話など、基本的には無いと思ったほうがいいです。
高配当であるのには高配当であるだけのきちんとした理由がなければおかしいのです。
最もらしいことを言われたとしても、冷静に、一般的な観点でしっかり見た時、少しでも矛盾を感じた場合は立ち止まって考える勇気を持ちましょう。
ましてや、MLMの形態の場合、自分自身だけの問題ではなくなってくるわけですので、よりニュートラルな視点で吟味する必要があります。

(参考)本日のキーワード

ポンジスキームとは

金融詐欺の一種で「出資を募り、運用益を配当金として支払う」と言って資金を集め、実際の運用はなく、新しい出資者からの出資金を配当金として支払いながら、破綻することを前提にお金を騙し取る手法。
https://fliteracy.jp/column-10.htm

ということで、ポンジスキーム自体は昔から使い古されてきた手法です。しかし、現代においてもポンジスキーム案件が後を絶ちません。
(※内容によっては別記事で既出の場合もございますのでご了承ください)
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